▼「黒字倒産」相次ぐ                                


<出典 日本経済新聞 平成20年9月12日(金)付 夕刊>
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「黒字倒産」相次ぐ
上場企業、不動産など今年7社
融資細り資金繰り悪化


決算で黒字を計上しながら倒産に追い込まれる上場企業が相次いでいる。二〇〇八年の上場企業の倒産は十一日時点で十三社。うち五割強にあたる七社で直近に発表した本決算の最終損益が黒字だった。サブプライム問題の余波などで年明けから金融機関の融資姿勢が厳しくなり、不動産や建設会社などを中心に資金繰りが急速に悪化したことを反映している。

黒字での倒産が目立つ建設・不動産会社では、グレースなど五社が経常損益でみても直近決算が黒字。八月に民事再生法の適用を申請したアーバンコーポレイションは連結純利益が三百十一億円と過去最高だった。

企業は商品が売れて、売り上げや利益を計上できていても、借入金の借り換えがうまくいかなかったりすると倒産に追い込まれることがある。今年はサブプライム関連の損失で貸し出し余力を失った外資系金融機関が、日本での不動産融資を絞ったことなどが原因となり、企業の”突然死”が増加した。
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衝撃的な記事ですね。
赤字であっても資金繰りがうまくいっていれば、会社が倒産することは、ありませんが、逆に黒字であっても資金繰りがうまくいってなければ、企業は倒産します。上場企業で、過去最高の純利益を出しても倒産してしまうのですね。

直近の決算書は黒字ですから、記事にもあるように、はたから見れば「突然死」でしょう。この記事から言えることは、資金繰りや資金調達の手段を日頃から、考えておかないと大変なことになるということですね。

大手企業だけの話ではありません。中小企業であっても同じです。
売り上げを上げ、利益を上げる様にするのは当然ですが、資金調達方法や資金繰りについても、考えておかないと「突然死」に見舞われることがあるということです。

それと気になるのは、銀行が企業を見る目が、今までよりも厳しくなるのではないか、ということです。銀行の審査は、決算書などの財務分析が中心です。黒字であっても倒産するという事例が多くなれば、決算書による審査が今まで以上に、厳しくなるかもしれません。貸し渋りにならなければよいのですが・・・。

いま、中小・零細企業の経営者のかたが考えておかなければならないのは、間違いなく資金繰りと資金調達についてでしょう。


 


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