決算書の効果的な使い方(2) 

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この結果もたらされる効果は、

<直接的効果として>
【1】銀行と対等に交渉ができる。
【2】銀行の担当者に決算書の内容を良いイメージで認識させることができる。
【3】融資の審査のときに有利になる

という効果が期待できます。
順番に解説していきます。

【1】 銀行と対等に交渉ができる。
これが、いちばん期待できる効果です。銀行もあなたに対して既に一目置いているので、交渉相手として手ごわいと思われ、金利などの取引条件の交渉で銀行の言いなりならず、対等に交渉ができます。

もちろん、自分なりに数字を分析しておかなければなりませんが、別にむずかしくはありません。単純な小学生レベルのわり算とかけ算で算出できます。
銀行員が「御社の経常利益率が下がっていますが・・・」とか言うことがありますが、使っている算式はたいしたことありません。

【2】 銀行担当者に決算書の内容を良いイメージで認識させることができる
これの効果もかなり大きいのです。
ただ決算書を持って行って、渡しただけでは、この効果は期待できません。担当者も仕事ですから、自分なりに分析しますが、そこには自分なりの思惑が入ります。仮に赤字の決算書だったとしたら、最初からそういう目で全体の数字を見てしまいます。これですべて評価されてしまっては、つぎの決算書ができるまでの1年間は会社にとって厳しいことになってしまいます。

これはぜったいに避けなければなりません。
では、どうすればよいのか。

銀行が使う算式で、先に分析して悪い部分は原因と今後の対策を説明し、良い部分は多少おおげさに、こういう風にがんばったから、こんなに結果がでたと説明しておきましょう。

決算書の解釈をあなたの主導で、するのです。これは、銀行員にとっても実にありがたいことなのです。なぜなら銀行員は、担当者によっては毎日10社位、決算書を見ながら、稟議書を書いています。とても忙しいし、けっこう大変なのです。そんななかで、経営者のかたが、決算書の説明をしてくれ、分析までしてくれたら、自分の仕事が減るし、ありがたいし、助かります。

説明する側(経営者)にとっても決算書の数字をある程度、こちらサイドで説明できるという利点があります。よいところは、おおげさに強調し、悪いところはサラっと流して説明します。これが担当者の頭に残ります。

■決算書の数字の解釈を銀行の担当者まかせではなく、こちら側で主導するのです

もちろん多少のテクニックは必要ですが、同じ決算書の同じ数字でも効果は大きく違ってきます。ぜひ、お試しください。

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